(Sponsored Links)
ダイビングには競技性が無いため、参加者がそれぞれのペースで楽しめるという魅力があります。
しかし、上達すれば楽しみの幅がグッと広がるのもまた事実。ダイビングを120%楽しむためにはスキルが必要なのです。
苦手スキルを克服してダイビングの価値観を変えましょう!
ダイビングにいまひとつハマりきれていない初心者ダイバーの皆さんに伝えたいのは、「早く上手くなりましょう!」ということ。上達を焦らせるわけでは無いのですが、自分のダイビングスキルがブレイクスルーすれば、水中世界の見え方は一気に変わっていくからです。
さて、ここでは初心者ダイバーの皆さんが苦手だと言うことが多いスキルをまとめてみました。あくまでまとめの位置づけなので、詳しくはリンク先の参考ページを見てみてくださいね!
マスククリア
初心者ダイバーにとって、断トツの苦手度を誇るのがマスククリアではないでしょうか。マスククリアの苦手意識を克服するには、やみくもに練習するより「マスク無し呼吸」を何度か繰り返す方が効果的です。
このマスク無し呼吸には次の二つの効果があります。
- 水に対する恐怖心克服
- 口呼吸の徹底
マスククリアを苦手とする人の多くが水に対して恐怖心を抱いており、マスクに水が入ることによりパニックに近い心境になってしまいます。マスクを外して呼吸することで、目の周りに直接水が触れていても大丈夫、マスクが無いくらいでは死なない、という自信をつけることが出来ます。
また、マスククリアの失敗例で多いのは、鼻に水が入ってしまうことですが、これは無意識に鼻呼吸をしてしまっていることが原因です。マスク無し呼吸では鼻で息を吸うと、よりダイレクトに鼻に水が入ってしまいますので、みんな自然と口呼吸を意識するようになります。
マスククリア上達の特効薬はマスク無し呼吸です。水深1m程度の浅瀬に潜り、最低1分間はマスク無しで呼吸が出来るようになりましょう。
参考ページ:
中性浮力
中性浮力も苦手スキルの定番ですね。初心者でなくても、上達しようという意志が無ければいつまでも上達しないのが中性浮力です。
中性浮力のコツを一言で表すと、「浮力の感覚」です。BCのインフレーター操作なんかではありません。水中で、自分が浮き気味なのか沈み気味なのか、それを感じ取る感覚こそ、中性浮力上達のポイントです。
ダイビング中に、自分の体がフワフワと浮く感覚、スーッと沈んでいる感覚が分かりますか?自分の体を包む海水の動きに神経を集中させましょう。体の下側(通常はお腹側)に水の流れを感じるのであれば、あなたは少しずつ沈んでいます。反対に上側(通常は背中側)に水の動きを感じるなら、浮き気味だということです。
この感覚に従って、BC操作や吸い気味or吐き気味呼吸を行うわけで、まずは感覚を身に付けるとこが先決です。
参考ページ:
耳抜き
耳抜きは確かに個々人の体の構造によって抜けやすい・抜けにくいという差がありますが、全く耳が抜けないという人はまずほとんどいないと思ってよいでしょう。
基本のやり方さえ押さえれば、あとはダイビングを重ねることで耳抜きは体に染みついてきます。中途半端な方法しか分からずに潜り続けていると、耳を傷める原因になりますので注意が必要です。
コツはそんなに力まないということ。顔を真っ赤にするほど力を込めている人を見かけますが、それでは逆に成功しません。急な加圧に対して耳管がブロックしてしまうこともあります。耳抜きに必要な空気はほんの少しなので、やさしくジワジワと息めば十分です。鼻から耳の方に加わる圧を感じながら、少しずつ力を強めていきましょう。
参考ページ:
潜降
色々な潜降方法がありますが全ての基本になるのは、背の立つ場所での潜降です。浅場での潜降では、潜った後もすぐには浮力が無くならないので、潜降のポイントが押さえられていないとすぐにフワフワ浮いてしまいます。
潜降のポイントとは次の3点。
- BCDの空気を完全に抜く
- 吐き気味に呼吸をする
- 勢いを利用する
それぞれ簡単に説明していきます。BCDの空気を抜き切れていない人は意外に多いです。左肩を上げホースをしっかり上に伸ばして排気しましょう。
また、潜降中や潜降し終った直後は吐き気味呼吸をして、自分の浮力を抑えます。吐き気味呼吸とは、(トータルの呼吸量は変えずに)吐いている時間を長めに取り、吸う時間を短めにすることで、浮き上がりを防ぐ呼吸法です。
そして3つめの、勢いを利用ですが、適正ウェイトで潜る場合は浅場では簡単に沈めません。倒れ込むように潜降して、多少の勢いをつけると体が沈みやすくなります。
参考ページ:ダイビングスキル上達法-潜降①足の付く場所やロープを使っての潜降-
フィンキック
フィンキックが上手くいかない人は、「使っているフィンが足に合っていない」という根本的な部分が原因になっていることが多いです。
フィンはそれぞれ柔らかさや水の抵抗の大きさが違います。周りの勧めや価格で、なんとなくフィンを選んでしまうと、実は自分の脚力ではキックしきれない硬いフィンだったなんていうことがあります。
しかも、フィンは一度買うとそれ以外のものは滅多に使わなくなるので、自分の脚力に合っていないことにすら気付かず、普通にフィンキックが出来ていると思って使い続けていることもよくあるのです。
「自転車こぎ」とか「しっかり蹴りこめていない」と言われた経験がある人は、フィンを見直してみましょう。
参考ページ: