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ダイビングには出費はつきもの。多くのダイバーが「何とか節約して潜れないか」と考えているはずです。
ここでは、コストを抑えてダイビングを続けるためのポイントをいくつかご紹介します。
①ネット通販で器材を購入
コストダウンを考えているダイバーにおすすめなのが、インターネット通販で器材を購入する方法です。本当に便利な時代になったと感じますが、今はamazon.comなどでダイビングに使うほとんどの器材を揃えることが出来てしまいます。しかも、通常ダイビングショップで扱われているよりも、かなり安い価格での購入が可能なのです。
ダイビングをする上で、まず大きな出費になるのが器材。特にレギュレーター、BCDといった重器材は安いものではありませんので、なかなか購入できない人も多いと思います。
かと言って、ダイビングに出かける度にレンタル器材を利用するもの考えもの。フルレンタルの場合、1日5,000円くらいは掛かってしまうのが相場のため、コンスタントに潜る人ほど、「こんなにレンタル料払うなら自分の器材かった方が良かったかも…」と思うかもしれません。
インターネット通販を利用すれば、予算10万円そこそこで全ての器材が揃うこともあります。これは器材レンタルと比べても、かなりお得な買い物になるため、節約をしたいダイバーにとっては本当にオススメです。
ただし、ダイビングショップを介さずに器材を買うケースでは、あなた自身が「ダイビング器材の使用法やメンテナンスについてしっかりとした知識を持っていること」が必須になります。インターネット通販での器材購入にはメリットとデメリットがあるので、よく考えて行動することも大事です。
②スーツは既成品を選ぶ
ウェットスーツでもドライスーツでも、ダイビングで着る保温スーツはサイズオーダーが多数派になります。しかし、オーダーメイドのスーツの場合、それなりの費用が掛かるのも事実。あくまでコストカットを考えるのなら、ここは既成サイズのスーツを選びましょう。
既成サイズのスーツを購入すれば、安いものなら出費は楽に1万円台に抑えられます。もちろん、Mobby’sやGULLなど一流メーカーの物は選べませんのであしからず。必然的に、micやAQROSなど大手量販店のオリジナルブランドスーツを着ることになるでしょう。
それと最重要項目として挙げられるのが、あなたの体型がまずまずの標準クラスであるということ。太り過ぎや痩せ過ぎ、極端な低身長or高身長の場合、既成サイズのスーツでは快適に潜ることが出来ません。
さらに言うなら、標準体型の人だとしても、既成サイズのスーツを着るなら少々の寒さや息苦しさには耐えなくてはなりません。フルオーダースーツの最大のメリットが、その快適性にあるわけですからね。メーカーのサイズ表に完璧に体型を合わせていかない限り、コスト面以外ではフルオーダースーツに敵わないでしょう。
参考ページ:ウェットスーツはフルオーダーじゃなきゃダメ?
③最低限の器材メンテナンスは自分で
節約しながらダイビングを続けたいのなら、器材のメンテナンスも、簡単なものくらいは自分で何とかしましょう。
別に、レギュレーターのオーバーホールをしろとは言いません。ただ、マウスピースやマスクストラップの交換など、些細なことまでショップにお願いしていてはもったいないです。普通のショップなら、そんな簡単なパーツ交換で工賃を取ったりしないはずですが、パーツ自体は利益を乗せて販売するのが普通です。ここでも、上記のようにネット通販か格安量販店で安いパーツを見つけて買えば、その分節約が出来ます。
また、余計な修理や部品交換が発生しないよう、日頃から器材のお手入れは抜かりなく行うようにしましょうね。お金の代わりに、手間や時間を使う心掛けが大事です。
参考ページ:自分で出来る器材のメンテナンス(パーツ交換)
④旅行会社をうまく使う
ダイビング旅行をする時に旅行会社を使うと、マージン(手数料)が上乗せされて費用がかさむと考えている人がいると思うのですが、それは大きな間違い。現在では価格競争が進んでいることや、旅行社側の大量仕入れのおかげで、ツアー料金はかなりリーズナブルになっています。
旅行会社のツアーに申し込めば、現地でのダイビングから宿、航空券まで、全てを自己手配するより、手間も費用もカットできることがほとんどです。また、旅行社と提携している現地ダイビングサービスは、どこもそれなりの施設規模があるはずですので、「現地情報が無くて、どの店で潜るのが良いのかわからない」という人も、ひとまず無難なセレクトが出来るはずです。
参考ページ:旅行会社利用のダイビングツアー-メリット・デメリット-
⑤バディダイビングにも挑戦すべし
ダイビングそのものの費用を抑えるのなら、バディダイビングがオススメです。ダイビングショップでタンクなどの最低限の器材だけを借り、近くのビーチをバディ単位で潜るスタイルなら、ガイド料や乗船料が発生しません。交通費や食費を省けば、1,000円以下でダイビングが出来るケースもあり、大幅なコストカットが実現できます。
もちろん、バディダイビングには費用面以外にそれ自体の魅力もあります。自分たちの力だけで潜水を計画&実行することは、ダイビング本来の冒険的な部分を思い出させてくれますし、あなたに大きな満足感と達成感を与えてくれるはずです。
ただ、ダイビングショップにある和気あいあい感や出会いの楽しみは無くなってしまうので、その辺を大事にしたい人にとっては面白くないかもしれません。また、「プロのガイドさんがいないとスキル的に不安…」という人は、お金が惜しくてもショップを利用するように!
参考ページ:バディダイビングの魅力や注意点
⑥海の近くに住む
大げさな話になりますが、生活の拠点を海の近くへ移してしまうのも、ダイビングでは一つの節約法です。交通費や滞在費が掛からず、休みの日に地元割を使ってリーズナブルに潜ることが出来るので、ダイビング自体に掛かるお金がグンと減ります。ガツガツせずに、海況とお天気が良い日だけを選んで気ままにダイビング…なんていう夢のような暮らしが実現できるのです。
実際に、沖縄本島や周辺離島に移住をすることで、理想のダイビングライフを手に入れている人もいます。ただ、仕事のことや家庭のことを考えると、誰もが実行に移せる方法ではないかもしれません。
最近注目され始めたのが、セカンドハウス(別荘)を他の利用者とシェアするというスタイル。完全に所有するわけではないので、一年中住むことにはなりませんが、現在の暮らしや仕事から離れられない人でも、海やダイビングに近づくライフスタイルが手に入ります。
海外ではそれなりにポピュラーな話ですが、日本ではまだ馴染みが薄いですよね。「出費を抑える」というテーマからはそれてしまうのですが、ご興味がある方は検討してみても良いかと思います。
まとめ:自立したダイバーになるべし!
ここまでご覧いただければ、何となくお分かりいただけたと思うのですが、出来るだけお金を掛けずにダイビングをするなら、それなりの知識とスキルが必要なのです。
- 自分で器材を選べる知識
- 器材メンテナンスに関する知識
- 安全に潜るためのダイビングスキル・知識
つまりは、「自分のことは自分で出来るダイバー」でないと、節約ダイビングライフを高いレベルで実現することは難しいでしょう。
いきなり自立ダイバーのレベルになる必要はありません。少しでもコストをカットしたいなら、ダイビングを勉強して、スキルアップをすることから始めてみてはいかがでしょうか?
そのためには、「ダイビングショップに頼らない!」と意気込むのではなく、始めはショップのお世話になって、徐々に自立スタイルで潜っていくというスタンスもよろしいのではないかと思います。
節約に関しては、下記のページでも取り上げています!