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旅行好きの人は、ダイビングやホテル、航空券など全てを自分で手配して、オリジナルのダイビング旅行に出かけることも多いと思います。
自分で細かく計画していくのが、旅の醍醐味でもありますよね。
ここでは、自分でカスタマイズするスタイルのダイビング旅行についてメリットやデメリットを紹介します。
ダイビング旅行の形は色々
自分で旅行の全てを決めるのは、計画することが好きだったり、ダイビングも旅行も経験が豊富な人のスタイルで、言わばダイビング旅行の進化形です。
まず、ダイビング旅行全体を見ると、どのようなツアースタイルがあるのかを解説します。
ダイビングショップ主催のツアー
都市型ダイビングショップの場合、ロケーションが基本的に街の中ですので、海でダイビングをする場合には基本的に全てツアーになります。
日帰りや一泊二日で伊豆や和歌山のダイビングエリアに出掛けるショートトリップは、ほぼ毎週開催している場合がほとんどですし、沖縄や海外に潜りに行くツアーも定期的に開催されています。
また、沖縄などの現地ショップが、オフシーズンの冬に海外など別の海に潜りに行くツアーを開催する場合もあります。
ショップ側がツアーで利用する現地ショップや船、宿を手配し、現地へもスタッフが同行。ゲストは自分の都合や気分で参加するツアーを選ぶというのがこの場合の基本スタイルになります。
- 手配:ダイビングショップ
- 同行:ショップスタッフ
- 日程:ショップが大まかな開催日程を提示し、ゲストが参加を判断。
旅行会社主催のツアー
行きつけの都市型ショップが特に決まっていないダイバーや、一人での旅行が好きな人は、自分で旅行会社のツアーを利用してダイビング旅行を楽しんでいます。
旅行会社の持つネットワークが基盤ですので、日本はもちろん世界の海を潜るツアーも幅広く取り揃えています。それぞれの会社で、得意なエリアに若干の違いはあります。
インターネットで旅行会社のサイトから旅行の申し込みをすれば、細かい手配は全て旅行社の方で行ってくれます。日程も基本的には自分の都合で決定可能。
旅行者経由の一般的な個人旅行と同じく、同行スタッフはいませんが、現地に到着すれば提携ダイビングショップのスタッフが細かく面倒を見てくれます。
- 手配:旅行会社
- 同行:現地スタッフがケア
- 日程:自分の都合で決定
自分で計画・手配するツアー
旅行会社を利用する場合と同じような客層になりますが、より旅慣れした人や現地ダイビングショップに太いつながりがある人が、自分で全てを手配するスタイルの旅行を好む傾向があります。
ダイビングショップや宿に関しての情報を自分で集めるところから旅の準備がスタートします。特に初上陸のエリアでは、入念な下調べが必要です。
以前、旅行会社や都市型ショップのツアーで潜りに来たエリアを、個人レベルで再利用するパターンの場合は、情報も揃っておりストレスも少なく旅行が出来ます。
日程、潜る海やダイビングショップ、宿、航空会社など、全てが自分の自由になりますが、手間も自分の負担になることは覚悟が必要です。
- 手配:自分
- 同行:現地スタッフがケア
- 日程:自分の都合で決定
自分で手配するメリット
他に手間がかからない方法があるのに、あえて自分でダイビングや旅行の手配をする人がいるのには、明らかなメリットがあるからです。
最も大きなものとしては、自分で全て決定すれば、妥協が無い旅行が出来るということです。自分の行きたい海に行き、利用したいダイビングショップで潜り、泊まりたい宿に泊まることが出来れば、満足のいく時間が過ごせるでしょう。
行き先はともかくとして、ショップや旅行社のツアーの場合、ダイビングショップやホテルが自分の思い通りにならない事もあるはずです。
例えば、「口コミで評判のアットホームな夫婦経営のダイビングショップ」、もしくは「先着2組限定の隠れ家的おしゃれペンション」と言うようなショップ・宿の利用を希望する場合ですね。
絶対ではないものの、都市型ショップや旅行会社と提携するには、ソフト面だけで無く、ハード面の充実も条件になるので、そのような施設は自身で申し込みをする他に、予約手段が無いことも多いのです。
また、コスト面を見ると、都市型のショップツアーより費用が抑えられる傾向があります。
引率のスタッフが付いてくれて、何かと細やかにフォローしてくれるということはありませんが、ダイビングも旅行自体も、自分の事は自分で出来るという人の場合は、メリットがあると言えるかもしれません。
メリット
- 自分の思い通りのツアーが組める
- コストが抑えられる
自分で手配するデメリット
自分で計画するダイビング旅行のデメリットは、何と言っても準備に手間がかかるということです。
そして、手間をかけて手配を進める中で、ショップや旅行社のツアーではあまりしないような心配をすることもあるでしょう。
- 「飛行機の乗り継ぎは間に合いそうか?」
- 「繁忙期だけど個人レベルの予約でホテルは取れそうか?」
- 「初めて利用するダイビングショップだけど、信頼できるところなのか?」
上のような心配事が出てくる可能性は大いにあります。
また、実は自己手配の旅行は必ずしもコストが最安にはならないのです。
同じ内容の旅行であれば、費用は一般的に
【ショップツアー>自己手配ツアー>旅行社ツアー】
という関係になります。
個人の力では、旅行者レベルの規模の仕入れ価格には敵わないということですね。自分の力で最安価格のダイビングツアーをしようと思ったら、宿の質を落としたり、格安航空会社を使ったりという努力が必要になってくるのです。
それでもなお、自己手配にこだわるという人は、手配に費やす時間やお金をそこまで重要視せず、旅の自由度やトラブルを含めたプロセス自体に楽しみを見いだせる、素敵な旅人気質の人なのでしょう。
デメリット
- 手間が掛かる
- 実は最安値の旅行では無い