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ダイビングの参加年齢はコースに応じて規準が定められていますが、実際のところ何歳くらいから潜ることが出来るのでしょうか?
ここでは、お子様の年齢とダイビングについてお話します。
子供とダイビングをする際に知っておきたい年齢のこと
親子や家族でダイビングを楽しみたいという方は多くいると思います。
しかし、ダイビングの知識があまりない方は、参加年齢の制限についてよく分からないこともあるでしょう。また、既にある程度経験があるダイバーさんでも、「子供って実際のところ何歳くらいになったらまともに潜れるの?」と疑問に感じているかもしれません。
子供と一緒にダイビングを楽しむ場合、知っておきたいのが
- 規準(ルール)上では何歳からダイビングが可能なのか?
- ぶっちゃけ何歳くらいから安心して潜れるのか?
という二点になります。以下に詳しく説明していきましょう。
規準では10歳から参加可能
ダイビング指導団体によって規準は少しずつ変わるのですが、体験ダイビング・Cカード(ライセンス)取得講習ともに、子供は10歳から参加可能としていることが多いです。体験ダイビングに関しては、より易しめの環境(穏やかな海域の浅場限定)であれば8歳から参加可能なコースが設定されていることもありますね。
ほとんどの指導団体では、インストラクターから適切な指導があれば、10歳からダイバーデビューが可能と考えているということです。ただし、子供がcカードを取得したとしても、15歳になるまではジュニアダイバーという扱いになるため、インストラクターの引率が義務付けられ、潜れる水深も浅めに限られます。
本当に楽しめるのは中学生くらいから
規準上、年齢制限をクリアしたからといって、全ての子供たちがダイビングを楽しめるとは限りません。個人差はありますが、10歳そこそこでは、「うまく潜れたらラッキー」くらいに思っておいた良いでしょう。
せめて中学生、出来れば高校生くらいになると、ダイビングの本当の面白さが味わえるはずです。なぜなら小さなお子様は、ダイビングを習得するために必要な「理解力」・「集中力」・「忍耐力」が未成熟だからです。
理解力
ダイビングで一番大事なことは「安全 」ですが、安全にダイビングをするためにはある程度の知識が必要になります。シンプルな体験ダイビングだったとしても、基本スキルや器材の使い方など、覚えることはそれなりに多く、初心者なら大人でも戸惑うはずです。
私の経験上、小学生の段階では、やさしく説明をしてもきちんと理解できる子は半分くらいだと思います。
集中力
子供がダイビングをする時には集中力もポイントになります。ダイビング中はリラックスが基本ですが、要所要所で集中が求められる場面が出てきますからね。ある程度の集中力が無いと、教わったこともすぐに忘れてしまいます。
忍耐力
初めてならば特にですが、ダイビングではうまく出来ないことがたくさん出てくるはずです。小さなお子様の場合、何度も失敗をしたり、難しい課題にぶつかることで、心が折れてしまうケースがよく見られます。
14,5歳くらいになれば、スキルを器用にこなしたり、失敗しても前向きにチャレンジを続けられる子が多くなってきますね。
子供に対するスタンスはショップによって様々
ダイビングショップが増えているこの頃では、子供のダイビングについてもショップによってスタンスが様々です。
各ショップに独自の制限
多くのダイビング指導団体が、「子供のダイビングは10歳から」という規準を設けていますが、各ダイビングショップではそれぞれ、さらに独自の年齢制限をしているケースも見られます。
子供のダイビングに対してあまり積極的でないショップの場合、「12歳以上」や「高校生以上」という参加年齢を設定しています。何かと未発達な小さなお子様を水中に連れていくことには、やはりリスクを感じるショップも多いということです。
子供のダイビングに強いショップを選ぶ
家族や親子でのダイビングを考えているなら、子供のダイビングに強いショップを選びたいところです。
各ショップのホームページや口コミを見たり、実際に電話やメールで問い合わせて、次の点に注目してみましょう。
参考ページ
参加年齢制限
上でも述べましたが、子供の年齢制限はショップによって色々。注意したいのは、低年齢から参加が可能になっていたとしても、必ずしも子供のダイビングが得意とは限らないということです。
他の点とも合わせて、検討の材料にしましょう。
スタッフのベテラン度(年齢)
子供のダイビング指導は、シニア層と並んで難しく、経験の浅いインストラクターには荷の重い仕事です。
年齢が若すぎず、出来れば実際に子育て経験のあるスタッフに担当してもらえるとベターですね。
どれくらいの頻度で子供のダイビングを行っているか
子供のダイビングに関するノウハウがどれくらい蓄積されているかも重要なポイント。ショップのブログを見るなどして、どれくらいの頻度で子供の体験ダイビングやCカード講習が行われているかチェックしておきましょう。
親の都合で嫌々潜らせるのは…
最後になりますが、根本的に大事なのはお子様の気持ちです。お子様自身に「ダイビングがしたい!」という高いモチベーションが無ければ、ダイビングはうまくいきません。
たまに見かけるのが、ダイバーである親御さんが主導で、少々強引にお子様を連れてきているケースです。嫌々始めた場合、結局は上手く潜れないことが多いため、「もうダイビングなんかやりたくない…」という悲しい結果になってしまうことも。
最終目標は、家族や親子でダイビングを「楽しむ」ことだと思います。お子様の気持ちの準備が出来たときが、ダイビングライフのスタートなのではないでしょうか。
参考ページ:子供と一緒にダイビングを楽しむ