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スキューバダイビングのCカード(ライセンス)講習を受けたいと思っている方は、たくさんのダイビングショップのウェブサイトを見て比較・検討をされていると思います。
ダイビングの講習というと、何となくお金がかかるイメージがあったり、料金が不明瞭でちょっと怖かったりするかもしれません。実際に各ショップが提示している価格もまちまちで、料金に含むものもそれぞれに違うことが多いですね。
料金表示に関する知識を得て、納得して講習にのぞんでいただきたいと思います。
講習料金の内訳を知りましょう
まずダイビングの講習に必要な費用を挙げてみたいと思います。
※のついた費用に関しては不要、もしくは自己負担のため料金表示が無い場合があります。
- 講習料(学科・プール・海洋)
- 学科教材費
- 申請料
- 器材レンタル料
- 保険料
- 施設使用料
- ※乗船料
- ※交通費
- ※食事代
- ※宿泊費
1.講習料
Cカード講習本体にかかる費用で、ショップの提供するソフト的なサービス部分、人件費がこれに当たります。授業料という意味合いですね。講習には学科講習とプール(もしくは海の穏やかな浅瀬)での講習、海洋実習があります。
2.学科教材費
学科教材、つまりはマニュアルやそれに付属する教材の費用です。講習記録を残すログブック等も含みます。細かいものまで入れると教材数が10点以上になる場合もありますが、基本的にすべて含んだ表示です。
3.申請料
無事講習を修了した際に、Cカードを発行する指導団体に申請するための費用です。残念ながら講習を修了出来なかった場合は掛かりません。
4.器材レンタル料
ダイビング器材のレンタル料です。全ての器材をまとめた表示であれば分かりやすいのですが、タンクやスーツ、ウェイトのレンタル料を別表示している場合もあります。通常1日単位で料金が決まっており、要した日数で計算されます。講習の時点で器材を持っている人はほとんどいませんが、講習申込み時に購入する場合にはレンタル料は不要です。
5.保険料
講習中に万が一事故が発生した場合に備える保険料です。
6.施設使用料
講習に使うプールや更衣室、シャワーなどの施設使用料です。海洋公園などの施設で講習を行う場合はそちらの利用料も含むことがあります。
7.乗船料
ダイビングポイントまでボートに乗って移動する場合にかかる費用です。陸上を歩いて海へ入るビーチエントリーの場合は不要です。
8.交通費
講習開催地までの交通費です。海の近くのダイビングショップでは、自宅からの交通費はゲストの負担なので料金に含まないのですが、東京や大阪など街中のショップから伊豆や和歌山へ送迎をして講習をする場合には、交通費も含まれた表示がされていることも。
9.食事代
海洋実習は日中を通して講習をすることがほとんどなので、昼食が必要になります。ダイビングショップがお弁当などを用意する場合は料金に昼食代が含まれます。
10.宿泊費
Cカード講習は続きの日程で受講すると2、3泊程度は必要になり、ダイビングショップがホテルや民宿を併設している場合には、料金に予め宿泊費が含まれていることもあります。その場合は素泊まりが多いようです。
講習料金の相場
地域によって講習料金の相場は変わります。
都市型のダイビングショップであれば、海洋実習の送迎に交通費が掛かりますが、現地のダイビングショップの場合はゲストの到着後からの料金を提示するので交通費は含んでいません。
ただし含むか含まないかというだけで、いずれにしても交通費は自分の出費になるのは理解しておきましょう。
また現地のダイビングショップでは、Cカード講習を主に行っているショップであれば料金は安めですが、ファンダイビングのゲストがメインの場合は講習料金が高めになってしまいます。
沖縄本島ではショップの増加に伴い、ダイビング料金が全体的にデフレ傾向にあり、講習料金も安めになっています。
そのような傾向を踏まえてみていただきたいのですが、Cカード講習料金の大体の相場は以下の通りです。総額でこれくらいになるであろうという金額を出しています。
- 東京・大阪:5万円台半ば~7万円台前半
- 伊豆・和歌山:3万円台後半~6万円台前半
- 沖縄:2万円台後半~5万円台前半
決して、講習の総額が高いのが悪いわけではありません。むしろ適正な内容で時間をかけて講習を行えば、それなりの経費が発生するものです。変に安いよりは信頼できるのではないでしょうか。
大切なのは、基本的にいくらくらいの費用が掛かり、どういった場合に追加料金がいくら発生するのかを知っておくことです。
料金に関する注意点
Cカード(ライセンス)講習を検討する際は、面倒でも自分で講習にかかる料金の内訳(含まれるものと含まれないもの)を調べましょう。
悪徳と言われてしまうような業者はごく稀だと思いますが、それでもきちんと予算を組むために、事前の調査は必要です。
- 教材はCカード取得後の復習のためにも原則として購入するものなのですが、レンタルの場合は料金表示が無いことも。購入する場合も教材費別途となっていないか確認しましょう。
- 申請料は講習が終わらなかった場合は発生しませんので、講習料金とは別に表示されている場合も多いです。
- 器材レンタルは、ダイビングに必要な器材全てを含んだレンタル料なのかを確認しましょう。ウェイトやタンクのレンタル料が別になっていることがあります。
- おいしそうな話も注意。講習料¥0なんていう話も聞きますが、器材を全て購入した場合に限るとか、そういった条件があると思います。
上の内訳のところに挙げた7.~10.の費用に関しては特にケースバイケースですので、どういったスタイルの講習になるのかをよく把握することが重要です。
おすすめなのは、ホームページを見て、いいなと思ったダイビングショップに問い合わせの電話をしてみることです。
直接聞いてみなければ分かりにくいこともあるでしょうし、スタッフの人柄がある程度分かるのが電話のメリットです。
いきなりショップに足を運ぶのは勇気がいるかもしれませんが、電話をしてみて清潔感や誠実さを感じた場合に、後日話を聞きに行ってもいいと思います。怪しさや不快感があったのなら行く必要はありません。